3月・4月は、健康保険・介護保険・労災保険・雇用保険料率及び国民年金保険料が改定されます。
平成24年3月4月各保険料率改定(健康保険・労災保険・雇用保険料率)
【健康保険・介護保険料率(協会けんぽ)】3月分(4月納付分)~
厳しい経済状況の中、昨年に引き続きの引上げとなります。
協会けんぽの平成24 年度全国平均保険料率は10.0%です。
(保険料率は、都道府県単位で設定されています。)
●ご参考(一例)
■健康保険料率
東京都 9.48%→9.97%
千葉県 9.44%→9.93%
埼玉県 9.45%→9.94%
京都府 9.50%→9.98%
■介護保険料率(一律)
1.51%→1.55%
【労災保険料率】4月分~
平成24年4月1日から、労災保険料率が、現行の5.4/1000から4.8/1000へ0.6引き下がります。
(全55業種の平均労災保険率)
しかし、引下げとなるのは、貨物取扱事業、木材又は木製品製造業など35業種で、逆に引上げとなる業種もあります。(道路新設事業、既設建築物設備工事業など8業種)
「その他の各種事業」など12業種は、据え置きです。
第2種特別加入保険料率、請負による建設の事業の特例に用いる労務費率についても、一部事業の種類に係る改定があります。
【雇用保険料率】4月分~
=平成23年度より1000分の2の引下げとなります。=
≪一般の事業≫13.5/1000(5/1000)
≪農林水産・清酒製造の事業≫15.5/1000(6/1000)
≪建設の事業≫16.5/1000(6/1000)
※( )内は、被保険者負担分
新しい保険料率は、平成24年度概算保険料より適用です。
平成23年度確定保険料は、現行の保険料率での計算(労災保険も同様)となりますので、注意が必要です。
【国民年金保険料】4月分~
月額15,020円(改定前)⇒14,980円(改定後、40円引き下げ)
改定事項が多い為、給与計算などでミスをしないように、漏れなくチェックしていきましょう。
(執筆担当:金山)